親子で見たいおすすめの海外Youtubeチャンネル
【目次】
Youtubeは学びの宝庫
動画共有サービスYouTubeとは?
世界では子供から大人まで日常でお馴染みの存在になりつつあるYouTube。
ご利用している方も多いのではないでしょうか。世界人口の約3割にあたる25億人が利用するYouTubeが登場したのは2005年。現在は、Googleが運営する世界最大規模の無料動画共有サービスに成長しています。
YouTubeの特徴はいくつかあります。まず、ユーザーが世界中でアップロードされた動画を視聴し、コメントを残せる場所であること。そして、ユーザー自身が自分のチャンネルを開設し動画をアップロードし広告収益を得ることもできます。(※広告収益を得るには特定の条件が設定されています。)また、有料、無料で映画やテレビ番組を視聴する事も可能なため、エンターテイメントの一つとして活用する人、ニュースやチュートリアルを見るための情報源、勉強法や知識を増やすための教育的メディアとして使うなど、幅広い年齢層に利用されています。そして、世界中で新しいコンテンツが日々投稿されています。
親子で調べる、学べる、やってみる
いろいろな楽しみ方のあるYouTube動画ですが、是非おすすめしたいのは子供が理解できないことについて、YouTubeを使って一緒に検索してみることです。
子供が自ら疑問を抱いて「なぜ」「どうして」と聞いてきたら、それは学びの機会をサポートする絶好のチャンスです。
YouTube動画には、科学の実験や算数の問題解決方法に始まり、歴史的な事件を分かりやすく解説したもの、実際に現地で生態観察をし採った魚や貝を料理し食べるところまで撮影した体験動画まであります。子供が視覚的に楽しみながら追体験し尚且つ理解できる動画を探すことは、親子にとっても有意義な時間になるはずです。
気になるトピックを一緒に視聴しながら、その疑問について話し合ったり、推測したり、対話することで、子供は新しい視点や考え方を学ぶことができ、親は子供の理解度を確認することもできます。また、そのトピックについてより興味を抱いたら、更なる深い知識を求め、調べ学習の醍醐味を知るきっかけにもなります。
また、YouTube動画を視聴することで終わらせず、動画で学んだことを実際に親子で体験してみることも重要です。そうすることで、動画で得た知識が子供自身の実体験として記憶に残り経験となり、知見が増えることで自信を持つことができます。
親子で一緒に動画を検索し学ぶことは、親子で共有の学習体験を作り出すことなり、親子の絆も深まることでしょう。子供たちの記憶に残る思い出にもなりそうです。
子供のYouTube自主学習のすすめ
暇つぶしのツールとしてYouTubeを視聴するのではなく、子供たちの学習目的の教育ツールとして活用してみましょう。
子供自身が自ら何を学ぶか選べるYouTube動画は、子供の興味や好奇心を追求する能力を育み、子供たちが進んで自己主導の学習を始めるきっかけ作りを助けます。
また、動画での学習は音声と画像を組み合わせることで情報を伝えるため、ビジュアル学習が得意な子供たちにとっては、抽象的な概念を具体的に理解するのに役立ちます。
そして、YouTube動画はいつでも停止、巻き戻し、再生することができるので、子供たちは自分の理解度に合わせて自分のペースで学ぶことができるのもポイントです。
教科書や専門家がいない自宅でも、様々な広範囲のトピックを学ぶことが可能になることも子供たちの自主学習の大きな手助けになってくれるはずです。
海外のチャンネルを見てみよう!
世界のYouTube利用者数
YouTubeの利用者数が多い世界の国を見てみると1位はインドです。2021年時点でインドの人口で約16.1%の方が利用しているということになります。2位のアメリカは59.3%、日本は47.8%の利用者数となります。インドでは、毎年10%以上のユーザー数が増加し続けているため、今後も1位であることが推測されます。
(情報参照元:Banklinko How Many People Use YouTube in 2023? [New Data])
世界のYouTube動画再生回数ランキング
また、実際の再生回数を比較してみると、ダントツの1位を記録するのは、アメリカです。
日本はユーザー数に対して動画再生回数は多くなく世界では8位となります。つまり、ユーザー数と再生回数は比例していないことがわかります。
(情報参照元:Banklinko How Many People Use YouTube in 2023? [New Data])
その理由としては、視聴時間に費やせる時間があること、またYouTube動画の活用方法が多岐にわたることも再生回数に影響していますが、一番の理由として英語圏の動画コンテンツが圧倒的に多いことが言えます。
世界の使用言語ランキングでは、日本語の1億2800万人に対して、英語と北京語は約10倍、スペイン語でも約5倍の人口がいます。また、日本語のトップのYouTuberでさえも登録者数は1000万人にも満たないのが現実です。それに引き換え英語のYouTuberではなんと1億人超えのチャンネルもたくさんあります。
世界の言語ランキング
1 英語 11億3200万人
2 中国語(北京語) 11億1700万人
3 ヒンドゥー語 6億1500万人
4 スペイン語 5億3400万人
5 フランス語 2億8000万人
(※情報参照元:Ranked: The 100 Most Spoken Languages Around the World )
親子で一緒に見る海外の動画を探してみよう
上記の情報から、世界中にはまだ見たことのない面白くてためになる動画がたくさん存在することがわかります。日本の動画チャンネルだけを視聴しているのなら、海外の動画も探して見てみましょう。
英語でキーワードを検索するだけで、一気に広範囲の動画が検索に出てくるようになります。動画の設定を確認すると、日本語字幕が付いているものや自動翻訳をONにして日本語字幕付きで見ることが可能な海外の動画もたくさんあります。
気になる面白い動画を見つけたら、必ずそのチャンネルの他の動画も確認して、気にいったらチャンネル登録してみましょう。次回からそのチャンネルを視聴している視聴者が見ている動画や似ているテーマの海外の動画がレコメンドされるようになります。
また、英語が苦手な方でも英語字幕をONにして見るなど生の英語を勉強する絶好の機会にもなりますし、気になるフレーズや使い方を知りたい場合は、その英語フレーズを入れるだけでYouTube動画上で使われているシーンを検索することができるサービスもあるので使ってみくださいね。
もし気になる英語の単語やフレーズを見つけたら?
Improve Your English Pronunciation
親子におすすめのYoutube動画
親子で楽しめる動画を選ぶ前に気を付けたいことは、年齢に適切なコンテンツであるかどうか、事前に確認してくださいね。また、コメント欄のレビューや評価もチェックしておくと、動画の内容の適切さや視聴者の考えなども知ることができて安心です。
教育系
子供のために作られた教育的な内容を含む動画は、科学実験や、自然のドキュメンタリーなど多岐にわたります。教育番組や教材の出版社や学校がチャンネルを開設していることもあれば、個人でそのテーマに関する動画をアップしている場合もあるので、その動画の配信元は必ず認識した上で動画を視聴するようにしましょう。ほとんどの動画は英語のため、子どもたちが自然な英語に触れる機会にもなりますね。
子供たちを観察することで、どんなテーマに興味を持っているのか、どのくらいの内容であれば理解できるのかなど、子供と一緒に動画を見ることは、子供たちをよく知ることにも役立ちます。
1.英語
母国語が英語圏の子供たちが日常で学ぶものから、第二言語として英語を習得する外国人向けの動画まで幅広くコンテンツがアップロードされています。
簡単なボキャブラリーを覚えるもの、フォニックスなど発音の練習や、会話や歌など、子供たちが気になるコンテンツを探して見ましょう。
English Singsingは、世界中の子どもたちが楽しく英語を学べるチャンネルです。子供が自分自身で考え、さまざまな世界に触れるよう多様なコンテンツを提供しています。童謡、対話、歌、ラップ、物語、フォニックスなど豊富なバリエーションの英語コンテンツを視聴することができます。
Dream English Kidsは、英語学習と幼児期の発達をサポートするために作られた愉快でキャッチーな曲から学ぶことができます。ウェブサイトでは、世界中で歌われている50曲以上の子供向けの人気のある曲が無料でダウンロードできます。動画に登場するマットが作曲した楽曲は、幅広い年齢や学習ニーズに適しているため、幼児、プリスクール、特別支援児童、英語学習者、自閉症の子供たちなど世界中で親しまれています。スペイン語、フランス語、日本語など異なる言語の翻訳も提供されています。
Blippiは子供たちに大人気の教育チャンネルです。子供と同じ視点でワクワクする世界を探検しながら、様々なことを学ぶことができます。色、形、数字など、幅広いトピックを取り上げながら、リサイクルトラックやパン職人の仕事を体験したり、子供たちが大好きなテーマパークや動物園、乗り物に乗ったりなど興味深いテーマを通じて子供たちの好奇心を刺激し成長を促します。
@Blippi - Educational Videos for Kids
Blippiが消防署を訪れ、消防車や救急車、そして消防署内部を探検するエピソードです。実際に消防士の装備を着用し、火災時に彼を守る方法を実演したり、消防車の車輪、計器、収納スペース、はしごなど、さまざまな装備品についても解説してくれます。
より自然な子供の英語に触れたい場合は、子供たちが自分がなりたい夢や職業を語る動画シリーズもおすすめです。
動画に登場するマークは、科学者になるという夢を持っています。特に古生物学者になりたい彼は、拡大鏡やシャベル、ブラシなどの道具を使って恐竜の骨を探し出す科学者としてのプロの仕事を説明しています。
動画に登場する少女ターシャは、ファッションデザイナーになりたいという夢を持っています。ターシャはパーティードレスを作ることが大好きで、ドレスのデザインを紙に描いてパターンにします。異なる生地や縫製の技術を使って、自分のドレスデザインを作ります。そして、いつか自分のファッションストアを持ち、自分のデザインやドレスを販売することを夢見ています。
英語耳を鍛えるという意味では、物語のある子どもたちが大好きなアニメーションもいい教材です。このチャンネルでは、Stella and Samというカナダの人気テレビアニメーションシリーズを視聴することもできます。日本では絵本「ステラシリーズ」(光村教育図書 ) が出版されています。
箱を使った遊びにまつわるストーリー。StellaとSamは、空の箱を使って家やロケット船、ムーンクローラーなどに見立てて遊んでいます。Owenが誤ってロケット船を壊してしまいますが、ふたりはどんどん新しい遊び方を見つけ続けます。
もちろん子供たちに大人気のアニメシリーズの英語版も公式チャンネルからたくさん視聴することができます。
おさるのジョージは、小さなお猿で、いつも好奇心旺盛です!ジョージと黄色い帽子のおじさんの冒険は、その遊び心と楽しさで80年以上にわたり子供たちに親しまれてきました。テレビアニメの中では、子供たちの持つ好奇心は学習の基石であることを証明しており、子供たちに対して、わかりやすく科学、技術、工学、数学の概念の基礎を楽しいお話と共に紹介しています。
田舎に滞在したジョージは田舎の風景や音、美味しい手作りの蜂蜜とパンを楽しんでいます。そこで熊に出会い、蜂や受粉の重要性について学んだり、養蜂家のミスター・ランキンさんの手伝いをします。
子供向けの教育コンテンツを高解像度の3Dアニメーションを使用して提供しています。幼い学習者にとって視覚的に魅力的で引き付けられる動画がたくさんあります。coilbook™は、楽しいビジュアル、インタラクティブなアクティビティ、丁寧に作られた教材を組み合わせて、子供たちが夢中になる学習環境を作り出すコンテンツとして定評があり人気があります。動画では、数字、アルファベット、色、形など幅広い学習材料が用意されています。子供たちが学習過程を楽しくなるように物語や歌の形式をとって紹介しています。
@coilbook™ | Learning For Children
パトカーであるセルジェント・クーパーが主人公。彼が新米の警察官に対して、警察活動の様子を見せることから始まります。高速道路に行き、スピード違反をしている車を取り締まったり、街で故障した車を助けたり、不良信号を修理する場面があります。最後に、セルジェント・クーパーは自分たちのチームの活躍に感謝し「リアルシティヒーロー」であることをアピールします。
歌やダンスが大好きな子供たちには英語の歌がたくさん聴けるチャンネルや動画がおすすめです。
Bounce Patrolは、オーストラリアのメルボルンを拠点とするパフォーマーで、子供や家族向けに楽しい音楽を提供しています。ノリやテンポがよくリズミカルな楽曲は、子供たちが色や数字、動物、アルファベットなどを楽しく踊りながら学べるように作られています。
カナダの人気女性シンガーソングライターFeist(ファイスト)がSesame Streetで「1234」という曲を歌っている動画です。モンスターたちはコーラスでFeistと一緒に歌い、数えることを学びます。セサミストリートの公式チャンネルでは、世界の大スターがモンスターたちと共演し歌を披露している動画もたくさんあるので、探して見てくださいね。
歌を歌うのが大好きという子供たちには、人気の映画やアニメのテーマソングなどが歌詞と一緒に歌えるように紹介している動画もおすすめです。
2.科学実験
教育チャンネルの中でも人気の高いジャンルは、いろいろありますが実際に視覚的に過程や結果を見ることができる科学実験の動画にはたくさんの発見や気づきがあります。家庭にあるもので気軽に再現できる実験もあれば、学校などでは見たことのない驚きの実験を証明するチャンネルもあります。
このYouTube動画は、子供たちが気軽に楽しめる簡単な科学実験を紹介しています。空のペットボトルで雲を作ったり、水を使って缶が内側に凹む現象を再現したり、卵と酢を使った実験やグレープジュースを使った秘密のメッセージなど、子供たちと一緒に家庭でできる再現性の高い実験動画です。
「SciShow Kids」は、YouTubeシリーズ「SciShow」のチームが作った小学校低学年(1〜3年生)を対象とした番組です。 子供たちが実験をしたり科学の世界を探求したりします。Next Generation Science Standards(NGSS)のカリキュラムに沿って構成されている教育コンテンツです。この動画では、4つの実験を科学的な根拠をもとに手順を詳しく説明し、子供たちが実験に参加します。
タイトル: "Science Max | FULL EPISODE | States Of Matter | Season 1 - YouTube" YouTubeの番組「Science Max」の動画です。このエピソードでは、番組案内人のフィルが不思議なコーンスターチの泥を使って、固体、液体、気体などの物質の状態に焦点を当てたユニークで本格的な実験を見ることができます。
3.生態観察
実際になかなか目撃することが難しい昆虫や動物の観察動画も親子で見るにはピッタリの楽しくてためになるものがたくさんあります。また日本では見ることのできない生き物を見ることができるので、選ぶテーマとしておすすめです。
YouTube番組「Ranger Zach Show」。この動画は、卵、幼虫、さなぎ、成虫の4つの段階を経て変態を遂げる蝶のライフサイクルについて学ぶ動画です。
Coyote Petersonが珍しい生息地を探検し、驚きの生物たちと接近します。このエピソードでは、Coyoteと6歳の冒険家Cooper Labanowがアメリカ南西部の砂漠環境を探検し、タランチュラやガラガラヘビなどの危険生物を発見します。
4.アートや工作
工作や絵を描く事が好きな子には、創造性を刺激する動画を見つけて、親子で一緒に取り組めるアートプロジェクトを探して見ましょう。アートの歴史に触れたものや、親子で楽しめるDIYをたくさん紹介している動画もあります。
子供たちにアートをわかりやすく解説した動画もあります。線画、印象派、アール・ヌーヴォー、キュビスム、シュルレアリスム、ポップアート、ミニマリズムなど歴史上の有名な芸術運動の解説や、ルネサンス、バロック、クラシック、ロマンティック、モダン、現代美術など豊かな歴史も触れます。
ライフスタイル
また、親子の価値観やライフスタイルにあった内容やテーマも親子の対話がはずむきっかけ作りとなります。共通の趣味や活動で子どもが興味を持てるトピックがあれば、それを選択してみましょう。親子の絆を深めることもでき、新たな発見を共有できます。
5.料理
食べるのが大好きな子供たち、早くからお手伝いをして料理に目覚めた子供たちには、同世代の海外の子供たちが料理を作る動画を一緒に見てみましょう。
子供たちが自分で作れる朝食のレシピや料理のヒントを紹介しています。最後にBrooksは完成した料理を披露し、視聴者に自分で朝食を作ってみることを勧めています。
6.キャンプ・釣り
アウトドアが大好きな親子には、大自然が広がるキャンプ動画や釣りの動画も興味を持つきっかけになりそう。英語が理解できなくても、視覚的情報で内容がわかるコンテンツは、子どもも視聴しやすく集中できます。
大家族の初キャンプ旅行動画です。キャンプ場に到着し、テントを設置したり。海に行って楽しみ、蛇に遭遇するなどハプニングもや、キャンプファイヤーを準備し夕食を作ったり、家族でしりとりをして楽しみ、朝食にはスモアを食べてと楽しい非日常を見せてくれます。
子供たちがサーモンを釣る方法を学ぶ釣りのレッスンを紹介している動画です。子供たちは一番大きな魚を釣る競争を行い、プロのモンスターキャッチャーであるガイドのブレントから教わります。子供たちはサーモンを釣れるのか?
7.ガーデニング
子供たちと一緒に蝶の庭を作る動画です。案内役のメイジーとミラは、特定の花を植えることで蝶を庭に引き寄せる方法を説明しています。蝶にとって最適な花は、広くて浅い花びらと小さな花を持つものです。蝶を引き寄せるためには、幼虫が食べる特定の植物(ホストプラント)を育てることも重要だと教えてくれます。
8.車、電車などのりもの
自然豊かなイギリスの北ウェールズを走る蒸気機関車の動画です。スノードニア山脈を通り抜ける蒸気機関車に乗り、その体験レポート。動画では、蒸気機関車のキャブ、火室、ボイラー、煙突、ホイッスルなど、さまざまな部分が紹介されています。
子供たちがデイトナインターナショナルスピードウェイで開催されるレースのトラックがどのように設計されているかを紹介する動画です。レースカーが高速でターンする際にスピンしないようにするため、トラックは急な傾斜を持っています。傾斜が急なほど、レースカーはより速く走ることができます。
学びつながるYoutube動画を選ぶには?
目で見る職業体験
気になる職業や知られざる職業の裏側を子供たちに見せることができるのもYoutube動画のいいところです。気になる職業を英語で調べて検索してみましょう
職人技から目を離せないキャンディー職人
1800年代のビンテージ機器を使用したキャンディー作りの過程が紹介されています。キャンディー職人たちは、シュガープラムドロップキャンディ、エッグノッグカットロックイメージキャンディ、ペパーミントキャンディケインなど、さまざまな種類のキャンディを作るためにさまざまな技術と道具を使用しています。キャンディ職人の秘密を解き明かしていきます。
想像力を働かせ!ゲームの効果音職人
PlayStation Studiosの効果音職人であるジョアンナ・ファンを紹介しています。ジョアンナはSony PlayStationのFoleyスタジオで働いており、粉砕されたiPhoneなどの異なる物を使用してゲームや映画に使う現実的な音を作り出しています。ジョアンナの仕事は、クリップのシーンを再解釈しプロップやテクスチャを使用して、観客に特定の感情を引き起こし、ゲームの体験に没入させる重要な役割をしています。ゲームや映画のストーリーテリングにおいて、重要な要素であるとされています。
いろんな人の話を聞く
101歳の人の話を聞く
子供たちが101歳のアリスという女性にインタビューを行う内容です。当時、ラジオやテレビ、電話などの現代の便利グッズがなかったこと、トラックではなく馬が引くワゴンが使われていたことや第二次世界大戦に従事し、暗号化と復号化の機械に携わったことを語りました。また、子供時代興味があったこと、大人になって昆虫学やアリの研究に情熱を持って取り組んだことを伝えました。彼女は長寿の秘訣として幸せを感じること、努力すること、適度な運動をすること、そして自立することが大切だと教えます。
海外の子供たちに聞く将来の結婚相手
宇宙飛行士のスーツを着たサメで、頭にバースデーケーキがあるパートナーを思い描いています。子供たちはパートナーの食事の好みやそれぞれの要望を述べ、海の近くの大きな家に住むことを想像しています。
海外からみた日本を見てみる
日本人には当たり前でも、外国人から見ると驚く事実がたくさん!違う視点で日本を見ると、新しい発見や気づきがあります。子供はもちろん親が改めて日本の環境について考えるきっかけになりそうです。
例えば、日本の子育て事情については、外国人から見ると驚くことばかりなのだそうです。日本の母親は週にわずか2時間しか赤ちゃんから離れず、子供のために犠牲を払うことを当たり前とする風潮があります。日本では子供が親と一緒に寝ることは一般的で、多くの子供が10歳まで同じ部屋や同じベッドで寝ています。日本では異性の親と一緒に入浴することも一般的で、10代や大人になっても親と一緒に入浴することがあり、これは海外ではありえないことだったりもします。日本では親だけでなく、学校やクラブなどのコミュニティ全体が子供のしつけを担当していることも安全性といった意味では子供たちにとっては見守られている環境と言えるでしょう。幼い頃から一人で通学することも一般的です。日本の学校給食は健康的でバランスの取れた食事が提供され、栄養士によって計画されます。ほとんどの学校で提供されており、手頃な価格で食べられます。
知らない世界を見てみる
実際に住む事は難しい場所だったり、なかなかできない体験をYouTube動画で探して見てみるのもとてもいい刺激になります。その場合は、動画の中に自分の子供たちと同世代の子供が出ていると、より親近感が湧いて子供たちの興味をくすぐることでしょう。
この動画は、スマトラ島沖のジャングルにあるメンタワイ族との生活体験を紹介しています。旅の始まりは西スマトラのフェリーターミナルからで、ホストファミリーのいる場所までの長いトレッキングがあります。ジャングルを2時間歩き、泥にはまるなどの困難も。動画ではホストファミリーの生活や、腰布の作り方、ハードワーク、おやつや遊びの時間などが紹介されます。
サハ共和国(ヤクーチャ)に住む家族の日常を紹介する動画です。毎朝木材の燃料を使ったストーブで家を暖めます。ヤクーチャでは水が貴重で冬には凍結するため、氷が主要な水源となっています。9歳の少年アリアンは、ヤクーチャでは気温がマイナス55度以上の場合に学校に通います。ヤクーチャでは、近所のつながりが強く、伝統的なナイフ作りのような職人技や、食料の供給には釣りや狩猟が重要であり、厳しい気候の中で自然の美しさを感謝する生活が営まれています。
いろんな分野の専門家の話を聞く
難解だと思い込んでいる分野はそのものの本質の面白さに触れる前に、子供たちは学校や塾などの教科で難しい、苦手と思い込んでしまっているものもたくさんあります。この動画では、その分野を極めている専門家が分かりやすくその魅力をたっぷりと教えてくれます。
数学者の佐々田槙子さんは、東京大学大学院数理科学研究科の教授で、登確率論を専門分野とし、新しい理論の構築などの研究を行っています。女子学生向けの数学の情報を提供するサイトの運営など、「数学の面白さ」を伝える活動も積極的に行っているそうです。この動画では、数学者の佐々田槙子さんがソーシャルメディアから集めたユニークな質問に答える動画となっています。
例えば、数学は、多次元の世界を自由に探求することができるため、科学小説やファンタジー小説に似ていると言われている事や音楽と数学には類似点があるというお話にも驚かされます。
全ての数学者に共通の目標はなく、数学の魅力の一つは自由な思考と研究の可能性なのだそうです。数学は検索エンジン、暗号化、人工知能など多くの領域で重要な役割を果たしており、数学がなくなれば多くの有用な機能や安全性が失われてしまうという事実を知ると、数学に対する印象も大きく変わりますね。
こちらの動画では、宇宙物理学者の村山斉さんがソーシャルメディアからの宇宙に関する質問に答えます。東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構初代機構長を務め、カリフォルニア大学バークレー校で教鞭をとる村山教授は、日本を代表する物理学者です。動画では、138億光年先を観察すると、いまだにビッグバンが起こっているのが見えることや宇宙には地球上の砂粒よりも多くの星が存在することなど驚きの事実を教えてくれます。
この動画2本は、海外のYoutube動画人気シリーズ「Tech Support」(#テックサポート )日本版から選んだものです。
【シリーズ紹介】「Tech Support」 「Tech Support」は、世の中の様々な分野におけるエキスパートに、その分野の質問をぶつけ、なかなか聞くことのできない回答をお届けする動画シリーズです。定番の質問からネット上ならではのユニークな質問まで多様な質問を介して、日本を代表するエキスパートたちが知識を披露してくれます。質問は、WIRED.jpのYouTubeコミュニティとTwitter(wired_jp)で募集しています。
学びにつながるYouTube動画の選択
上記に紹介したいろいろなテーマや動画はあくまでも一例にすぎません。日頃の子供の様子や対話から子供が興味を持ちそうな、または親子で楽しめそうな動画を選んでみましょう。
例えば乗り物が好きでも、どんな乗り物が好きなのか、乗り物の何が好きなのか?見るのが好きなのか、乗るのが好きなのか、作るのが好きなのか、修理するのがすきなのかなど、同じテーマでも興味を持つ部分が子供によって異なります。それを発見するだけでも子供との距離がグッと近くなります。視聴する動画にいろいろな選択肢があることに気づけると、楽しい学びが日常になります。
このような要素を考慮して選んだ動画は、親子の共有時間を有意義な学習時間に変えることができます。視聴後の対話を通して、親子のコミュニケーションと理解を深めることも大切ですね。
YouTubeを子供と見る時の注意点
YouTubeを使用する際には、気を付けていただきたい注意点がいくつかあります。
YouTubeには、様々な種類のコンテンツがありますが、すべてが子供向けとは限りません。親や保護者は子供が何を見ているかを確認し、不適切なコンテンツから保護するための設定を利用することも重要です。一緒に見る際には、親が事前に動画の内容を確認しましょう。
子供自身がYouTubeを視聴する場合は、YouTube Kidsの利用がおすすめです。 YouTube Kidsは、子供向けの動画を提供するためのプラットフォームで、年齢に応じたコンテンツを提供し、親がコントロールできるように設計されています。お気に入りのチャンネル登録し、子供の年齢に適さないコンテンツを含むチャンネルをブロックすることができます。
また、YouTubeは、公開プラットフォームですから、個人情報を不適切に共有しないように注意が必要です。コメント欄などで、子どもが、自分の名前、住所、学校などに関する情報を共有しないように指導することが必要です。
親子で一緒に視聴する際には問題はありませんが、チャンネルを開設したり、YouTube上で子供がコメント欄で交流する際には誹謗中傷やネットいじめが起こる可能性があります。子供が安全にインターネットを利用できるよう、適切な対話や対処法について事前にご家庭で教えてあげましょう。
そして、子供が長時間にわたってスクリーンの前に座ると、肉体的、心理的健康に影響を及ぼす可能性があります。心と身体が成長途中の子供たちには特にYouTubeの使用時間を制限し、運動、読書、趣味など他の活動運動、読書、趣味などにも時間を割くことが重要です。
YouTubeは教育面で活用できるコンテンツがありますが、必ずしも専門家や教育者が作成している動画ばかりではありません。個人が自分の体験談や考えを発信している場所でもありますので、子供たちにはすべての情報が必ずしも正確でないこと、そして情報源をかならず評価する重要性を教えてあげることも大切です。これはメディアリテラシーとして、子供に限らず大人もYouTubeを利用する際には気を付けておきたいところです。
このような注意点を親子で確認し気を付けて利用しましょう。適切なガイダンスと親の見守りがあれば、YouTubeは子供にとってとても有益で教育的なツールになります。
是非親子にあった楽しくてためになる動画を発見してみてくださいね。
学びナビ編集部 富田直美