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「英語でスピーチ」子どもに求められる国際力とは?

#英語 #能力 #未来 #国際力
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【目次】

    国際力とはなにを指すのか

    グローバルに世界とつながれるSNSの普及や小学校での英語必修化により海外との距離感もより身近に、より親しみやすいものとなる一方で、日常生活の中で必ずしも海外とのやり取りが必要とされない日本人にとって、「国際力」と言う言葉自体が具体的に何を指すのか、子供に説明できるかといったら自信のない大人も多いのではないでしょうか。

    さて、ここで言う「国際力」という言葉ですが、一般的には国際的な影響力や能力があることを「国際力がある」を言います。「国際力」はいろいろな場面に使われており、国や組織が国際的な場面で影響力を及ぼす能力があることや、個人が同様に影響を及ぼす能力がある場合にも使います。つまり、自国以外の異なる文化や国際的な環境で効果的に行動する能力を意味します。少しわかりにくいので、具体的な例にあてはめて「国際力」を見てみましょう。

    国際力とは?

    外交力:国家が他国との関係をコントロールし、国際的な協力や交渉を進めることができる能力を指します。

    経済力:国際市場での競争力や、国際貿易、投資、経済援助などに関する影響力のことを言います。

    文化的影響力:国際社会において、文化、価値観、思想などを広める能力を指します。

    軍事力:国際的な安全保障や紛争における軍事的な影響力を指します。

    科学技術力:先進技術や研究開発における国際的な地位や影響力を指します。

    人的資源:多文化間コミュニケーションや国際協力における人的ネットワークや専門知識があることも国際力の一つと言えるでしょう。

    特に、個人における「国際力」とは、異文化理解、外国語能力、国際的な視野や柔軟性など、国際的な環境で活躍するためのスキルや能力を指します。ビジネスや学問、政治などさまざまな分野で求められる重要な資質の一つに「国際力」があると言えます。

    子供の国際力を高めるには?

    それでは、将来、国際的な場で活躍できる大人を育てるため、子供の国際力を高めるにはどうしたらいいのでしょうか。彼らが異文化をきちんと理解し、国際的な視野を持つことが何よりも重要になってきます。国際力を育むために今から意識的に取り入れていきたい方法を10点ご紹介します。

    子供の国際力を高める方法

    子供の国際力を高めるには、親が世界へつながるような環境を意識的に用意してあげられるかが重要となってきます。英語を学ぶだけに限らず、普段から自然と世界では何が起きているか、それにまつわるニュースを家族で見たり、会話したりする環境も大切です。学校や家庭で、またはSNSやテレビ、動画配信サービスなどで国際的な情報に触れていることは、「国際力」を育てるきっかけ作りに大いに役立ちます。

    1. 多言語教育:複数の言語を学ぶことは、異文化に対する理解と受容の基礎を築きます。英語はもちろん、他の外国語の学習もおすすめです。
    2. 異文化交流の機会を用意:異文化交流プログラムや国際交流のイベントに参加することで、異なる文化や価値観に触れる機会を作りましょう。
    3. 国際ニュースやイベントへの関心:子どもが世界で起きている出来事に関心を持つよう、国際的なニュースやイベントについて話し合います。
    4. 歴史と世界の文化について学ぶ:世界各国の歴史や文化について学ぶことで、国際的な視野を広げます。
    5. 国際問題についての教育:環境問題、人権、経済格差など、世界が直面している問題について学びます。
    6. 旅行と国際的な経験:異なる国や文化を直接体験することは、国際力を高めるための非常に効果的な方法です。
    7. 国際的なキャンプやプログラムへの参加:夏休みなどを利用して、国際的なキャンプや教育プログラムに参加するのも良い方法です。
    8. グローバル思考を持つロールモデル:国際的な活動をしている人物をロールモデルとして紹介し、グローバルな視野を持つことの重要性を理解させます。
    9. オンラインプラットフォームの活用:オンライン教育プラットフォームやSNSを利用して、世界中の人とコミュニケーションを図ります。
    10. 批判的思考力の育成:様々な情報源から得られる情報を分析し、批判的に考える力を養います。

    このような方法を使って、子供は異文化を理解し、国際的な課題に対する意識を高めることが可能となります。重要なのは、常に好奇心を持ち続け、継続的に学び続ける姿勢を育むことを忘れてはいけません。

    活躍している世界の子供たち

    子どもの「国際力」を高める方法の一つとしてグローバル思考を持つロールモデルを子供に紹介するという方法がありましたが、実際に同世代の世界の子供がどんな活躍をしているのかを知ることも子供たちに良い刺激や影響を与えるきっかけとなりそうです。ここで、国際力が評価された世界で活躍する10代の子供たちをご紹介いたします。

    アンネ・フランク

    アンネ・フランクは、ユダヤ人の少女で、彼女の日記「若い少女の日記」の著者として世界中に知られています。彼女は第二次世界大戦中にナチスから身を隠しながら、13歳の時に日記を書き始めました。その日記は彼女のその時の経験を力強く後世に伝え、後にホロコーストの人間の悲劇の象徴となりました。

    マララ・ユスフザイ

    マララは、パキスタンの活動家で、最も若いノーベル賞受賞者です。11歳の頃から女子教育のために活動を始めました。彼女はBBCウルドゥーのブログに偽名で投稿し、パキスタンのスワト渓谷でのタリバンによる女子教育禁止に反対意見を世界に伝えました。女子教育を推進する彼女の勇気と決意は国際的な注目を集め、現在も活動を続けている彼女は、パキスタンの女子教育の擁護者として国際的に知られるようになりました。

    ウィリアム・カムクワンバ

    東アフリカのマラウイ共和国の少年であるウィリアムは、14歳の頃に自宅の電力を供給するために風力発電機を作りました。彼は村の図書館で本を読み、風力タービンと電子機器について独学しました。彼の創意工夫とコミュニティに電力を供給しようとする決意に、世界が感動し影響を与えました。

    エリフ・ビルギン

    トルコの少女エリフは、16歳の時にバナナの皮からバイオプラスチックを生成するプロジェクトで注目を浴びました。環境問題に対処する彼女の革新的なアプローチにより、2013年Google Science FairのScientific American Science in Action Awardを受賞しました。

    エマ・ゴンザレス

    2018年、アメリカのフロリダ州パークランドの高校で発生した銃乱射事件の生存者であるエマは、銃規制の活動家として有名になりました。彼女は若いながらも強い発信力を持ち、銃暴力の問題に積極的に取り組んでいます。

    ジャック・アンドラカ

    アメリカの若い科学者です。15歳の時に膵臓がんの早期検出を可能にする新しい方法を開発し、Intel国際サイエンス・エンジニアリング・フェアでグランド賞を受賞しました。

    彼らに共通することは、子供の頃から自分の好奇心や関心ごとに興味を持ち情熱を傾け、世界に大きな影響を与える行動や活動をアウトプットしてきたことです。国際力を育てるには、いかに自分の国で起きていること、世界で起きていることを自分事として捉え関心を持ち、行動てきるかということが大切となってきます。

    国際力を使った英語スピーチ成功方法

    実際にその国際力を使うには、世界を相手に自分の考えや意見、提案を自分の言葉で伝えなくてはなりません。そこで必ず必要なのは、世界共通語の「英語」です。子供たちが母国語以外の言語を使い、自分の意見を大勢の前で発表するには、それなりの練習方法があります。海外では学校の授業で積極的にディベートが取り入れられます。ここでは英語スピーチを成功させるために必要な知識を練習方法やコツをご紹介します。

    スピーチとディベートの違い

    そもそもスピーチとディベートは全くことなるコミュニケーション方法ですが、ディベートを練習することで、各段とスピーチが上達します。スピーチが、一方的に聴衆に対してトピックやアイデアを伝えるのに対し、ディベートには、明確なルールがあり、複数の参加者が特定のトピックについて異なる立場を取り、主張と反論を論争し、聴衆はそのやり取りを評価する役割を果たします。

    スピーチとディベート
    ディベートの練習がスピーチに役立つか?

    ディベートを練習することは、論理的な思考、迅速な反応、説得力のあるコミュニケーションなどのスキルを磨くのに大変効果的だと言われています。このスキルは、スピーチ力を養うには最適です。一つのトピックを用意し、その内容について主張と反論の両方の異なる意見を考え説得力のある言葉で人に伝える練習をしてみましょう。

    英語スピーチを成功させる方法

    それでは、具体的に英語でのスピーチを成功させるにはどんなことにポイントをしぼって練習していけばいいのか、海外の子供たちの練習方法をご紹介します。

    1. テーマの明確化:
      まず何について話すのか、スピーチのテーマを明確にしましょう。聴衆がスピーチの目的を理解できるよう配慮することが大切です。
    2. アイディアの整理:
      スピーチの中身を整理して、伝えたいメインポイントを列挙してみましょう。論理的な流れを意識して、スムーズに伝えるための構成を考えましょう。
    3. 簡潔さと明快さ:
      複雑な表現や冗長な文を避けて、簡潔かつ明快な言葉で話しましょう。聴衆が理解しやすく、興味を持ってもらうことを一番に意識しましょう。
    4. 語彙力の向上:
      普段から本を読んだり、いろいろな話者のスピーチを聞くことで、語彙力を高めて、多様な表現を使えるように練習しましょう。シンプルな言葉だけでなく、効果的な修辞手法を使って伝えたいことをやかりやすく例えられるようにしましょう。
    5. 速度とリズムの調整:
      話す速度やリズムを調整し、休憩を入れることで、スピーチが聴衆にとって魅力的になります。急いで話しすぎないようにしましょう。
    6. 聴衆に合わせたアプローチ:
      少し難しいですが、聴衆の興味や知識に合わせてアプローチを調整することもスピーチを成功させるヒントです。専門的な用語を使う場合は説明を添えるなど、聴衆を考慮しましょう。
    7. 身振りと表情の活用:
      言葉だけでなく、身振りや表情を活用してコミュニケーションを強化しましょう。身体言語は聴衆にメッセージを伝える重要な手段です。笑顔も印象操作に影響を与える大切なアプローチです。
    8. 練習とフィードバック:
      スピーチを練習し、できるだけ多くのフィードバックを受けましょう。録音して自己評価を行ったり、友人や家族からアドバイスをもらうことも役立ちます。
    9. 自信とリラックス:
      自信を持ってスピーチに臨むことがキーとなります。リラックスした状態で話すことがスムーズなスピーチにつながります。深呼吸や瞑想など、緊張を和らげる方法を試してみるのもいいですね。
    10. 聴衆への感謝:
      スピーチの最後に聴衆に感謝の意を表し、良い印象を持ってもらえるようにしましょう。また、質問やディスカッションを柔軟に受け付ける態度を示すことも大切となります。
    英語スピーチを成功させる方法

    スピーキングスキルを向上させる方法

    良いスピーチをするためには、話す内容のテーマや表現力など、スピーチを暗記して練習すること以外に普段から意識的にスピーキングスキルを向上させる方法があります。英語スピーチのためだけでなく、日常からスピーキングスキルを向上させるためにできるアプローチをご紹介します。

    普段の生活からスピーキングスキルを意識して向上させることは、スピーチのためだけでなく、コミュニケーション全般に役立ちます。継続的な努力と実践を通じて、自分のスピーキングスキルを向上させていきましょう。

    英語スピーチで使う必須英語フレーズ

    英語のスピーチでよく使われるフレーズをご紹介します。これらのフレーズは、スピーチでよく使われるフレーズで、聴衆の注意を引きつけたり、ポイントを強調したりするのに役立ちますので、是非活用しましょう。また、このフレーズを使われている動画を検索し、英語スピーチの中でどのように使われているか実例をもとにして練習すると、英語スピーチに効果的な言い回しやコンテクストを学べますよ。

    1. "Ladies and gentlemen" (皆様)

      スピーチの始まりに使われ、聴衆に対して礼儀正しく呼びかける表現です。

    2. "I'm here today to talk about..." (本日は…について話しに来ました)

      スピーチの目的を明確に伝えるのに使われます。

    3. "Let me begin by saying..." (始めに申し上げたいのは…)

      スピーチの導入部分で使われ、特定のポイントを強調します。

    4. "On the one hand... on the other hand..." (一方では…、他方では…)

      二つの異なる視点や意見を比較する時に使います。

    5. "This is important because..." (これは重要です、なぜなら…)

      ある事実や意見の重要性を説明する際に用います。

    6. "In conclusion..." (結論として…)

      スピーチの最後を締めくくる際に使われる表現です。

    7. "Thank you for your attention" (ご清聴ありがとうございました)

      スピーチの最後に、聴衆に感謝を表すために使います。

    8. "Let's consider this point..." (この点を考えてみましょう…)

      特定のアイデアや主題に焦点を当てたいときに使われます。

    9. "For example..." (例えば…)

      具体的な例やケーススタディを紹介するときに使います。

    10. "Furthermore..." (さらに…)

      追加の情報やアイデアを導入する際に使用されます。

    子供たちが世界に向けて、自分の考えを英語でスピーチすることは、日本人の国際力を大きく高めるきっかけとなります。世界のいろいろな価値観を持っている人たちに自分の意見を知ってもらう、相手のフィードバックをもらうことで、大きな化学反応が生まれ、未来の可能性が広がります。

    子供が英語スピーチに挑戦できる楽しく刺激的な環境をご家庭でも意識してサポートしてあげましょう。

    学びハブ編集部 富田直美